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ニセモノは時に本物より深い
ニセモノ師たち
ニセモノ師たち
中島 誠之助
また凄い本を読んでしまいましたよ!
作者はお宝鑑定団で有名なあの人です。
この本は中島さんが出合ったニセモノとそれを取り巻く人たちを通して
中島さんのニセモノとの向き合い方を書いた本なのですが、
エピソードエピソードがどれもこれも面白いです。

この本によると骨董商のようなプロを騙すのが
本当のニセモノ(何か変ですけど)なんですね。
そのニセモノを必死こいてばれないように作る職人や
何食わぬ顔で同業者に売りつける骨董商、
ニセモノを掴まされた恨みを他の骨董商を利用して晴らす収集家など
ニセモノ一つでも様々な人たちが関わっていて
たかがニセモノという言葉で片付けるには勿体無い世界です。
ニセモノの片に本物のコレクションを現物交換してしまった人とか
陶器の学術論文もかけるほどの人のコレクションが全部ニセモノとか
少し可愛そうな例もありますけど。
著者の中島さんもそのような人たちに騙されたり
一矢報いたりして、成長していったんですね。
後書きに「無断でのシナリオ執筆によるドラマ化等は、
切につつしまれたい。」と断りがありますけど
ドラマ化されたら絶対面白い内容です。
まぁここに書かれていることは全部実話なので無理なのでしょうが
事実は小説より奇なりという感じですね。

この本を読むと過去に買った白州正子の本などを
「ああーこういうことか」と読み返してみたくなります。
白州正子もニセモノ(だか本物だかわからないらしい)を
掴まされたのですが
「ニセモノでも質がよければそれは本物」と書いていて、
当時は大らかだ人だなと思っていましたけど
この本を読むと大らかじゃない人には
骨董を趣味にするのは無理だということがわかりました。
儲け心が出てしまうとニセモノを掴まされてしまうそうです。

中島さんも何度もそういう失敗をして
目利きになっていたんですね。
また中島さんがニセモノを掴まされた
と気づいた後の行動もかっこいいです。
やはり失敗したらその後どうするかというのは大事ですね。

文体も軽めで結構読みやすいですね。
他の本も読んでみようかな。
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コメント
TB有り難うございます
中島先生の本面白いですよね
この本を読めば、商売とは何かなんてものも分かるような気がしますね。
2006/03/26 10:40 PM by 冬の日
早速コメントありがとうございます。
中島先生も凄い世界で鍛えられたものですよね。
2006/03/26 11:13 PM by 山芙蓉
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