こまった人たち―チャペック小品集
カレル チャペック, Karel Capek, 飯島 周
カレル・チャペック二冊目。
ユーモアがばちばち利いています、
世の中の不条理なことを鋭く批判した言葉は
どれもこれも名言集に出てきそうなくらい深い言葉がたくさんあります。
園芸のエッセーは前読んだ
園芸家12ヶ月を思い出して微笑ましかったのですが、
あとはひたすら短いながら切れのある文章が続いて
読んでいるほうも緊張感がありました。
特に最後の寓話のあたりはナチス台頭を恐れつつ書かれたものらしく
悲壮な感じがひしひしと伝わってきます。
現在ではチェコの国民的作家として慕われているそうですが、
その鋭い批判から死後、
共産党から反体制の烙印を押されていたそうです。
レオ・ロンガネージもそうですが、
批判するものは右派左派にかかわらず煙たいものなのですね。
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